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子どもの家庭内事故では転落や浴室での溺れ、やけど、設備でのけがなどが報告されていますが、こうした子どもの事故に対する対策も各分野で進んでいます。 住宅内のドアでの指はさみ事故に配慮した「フィンガーセーフドア」「フィンガーセーフ折戸」などを開発し、2年連続でキッズデザイン賞を受賞している大和ハウス工業 総合技術研究所フロンティア技術研究センター研究員の菅野泰史氏は、「住宅メーカーはドアやキッチンなどの個別製品については各専門メーカーから提供を受けています。子どもの安全に配慮した製品開発を考えた時、なぜこうした製品が必要なのかというニーズの部分や製品の評価を専門メーカーへフィードバックしたり、共同開発しながら、住宅全体として総合的な配慮を施していくことが住宅メーカーの役割だと考えています」と語っています。 ニーズの把握ができると、次はアイデア展開です。指をはさまない仕組みや、仮に指をはさんでも被害を最小限に留める考え方などアイデアを多数展開します。隙間を塞ぐ、あるいは小さくする、被害を最小限に留めるためには端部を丸くする、柔らかくする等々のアイデアを詰めながら開発の方向性を固めていきました」。
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「キッズデザインを普及させていくための課題として、私たちが今とらえていることは大きく3つあります。1つ目はつくり手、使い手の意識を向上させていくこと。子どもは痛い思いをして学ぶもの、と言われることがよくありますが、痛い思いをしてからでは遅いこともある。意識向上は不可欠です。2つ目は開発者側の視点として、"当たり前"を見直していくこと。我々はこれを『Re design』と呼んでいます。例えば『改めて検証し直す』あるいは、『機能を併せることで新たなカタチを生み出す』。こういった視点で、当たり前とされてきた「もののあり方」を改めて見直すことが新しい価値を生み出すと考えています。3つ目が普及のためには最も大切なことの1つだと思いますが、"1粒で2度うれしい"ものであること。子どもだけでなく高齢者も使い勝手がよいこと、機能だけでなくデザインも優れていることなどをめざすということです。これらを満たすことで、キッズデザインにも貢献することができるのではないかと考えています(菅野氏)」。
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